中国人「サッカー日本代表、シンガポール遠征メンバー発表!」 中国人「100点満点で120点」「私の心をがっちり掴んだ」

サッカー日本代表が発表した11月のシンガポール遠征メンバー28人が、中国のサッカーファンの間で大きな話題となっている。ブラジル代表、パラグアイ代表との強豪2試合に向けた顔ぶれに対し、中国のネット上では「100点満点で120点」「私の心をがっちり掴んだ」といった称賛の声が相次いだ。

発表された「豪華すぎる」28人

日本サッカー協会は4日、シンガポールで14日のブラジル戦、17日のパラグアイ戦に臨む日本代表メンバー28人を発表した。Jリーグからはわずか4人で、28人のうち24人が海外組という圧倒的な「海外組比率」が中国メディアでも大きく取り上げられた。

メンバーには、アストン・ヴィラの鈴木彩艶、バイエルンの伊藤洋輝、クリスタル・パレスの鎌田大地、リヨンの上田綺世以外の攻撃陣として久保建英、堂安律、伊東純也、南野拓実、前田大然、田中碧らが名を連ねた。

特に注目されたのは、昨年12月に左膝前十字じん帯を断裂し、約1年ぶりに代表復帰した南野拓実だ。さらに町田浩樹、菅原由勢、小川航基らも復帰し、カールスルーエの福田師王が唯一のA代表初選出となった。

中国ネットの反応「100点満点で120点」

中国メディアがメンバー発表を伝えると、コメント欄には日本代表の戦力に対する驚きと羨望が殺到した。「100点満点で120点」「私の心をがっちり掴んだ」といった表現が飛び出し、単なる親善試合のメンバー発表とは思えない熱量で話題になっている。

中国のファンからは、「本当に羨ましい」「日本はブラジルを征服しようとしている」「選手層は我々の比にならない」「チームの層はかなり厚い」「ヨーロッパのチームのよう」「どれだけ選手がいるんだ」といった声が寄せられた。

また、「プレミアリーグでプレーする日本人選手が今年さらに増えた」「『キャプテン翼』の世界が現実になった」というコメントも見られ、日本サッカーの海外進出の広がりに強い印象を受けた様子がうかがえる。

「学びようがない」という嘆き

一方で、称賛の裏には中国サッカーへの厳しい自己評価もあった。「『日本に学べ』とよく言われるが、これに関しては学びようがない」「中国代表とは比較にならない」といった投稿が目立った。

中国のファンは、「我々中国代表のサポーターは10年、20年前からこうした光景を夢見ていた」「当時はスマートフォンも微博もなかった」と当時を振り返りつつ、現在の日中の差を痛感している。

さらに、「中国サッカー協会の運営体制は反知性的だ」「リーグシステムが十分に整っていない」「17歳以降、環境の差で選手間の格差が広がる」「即効性を求めて無理な成長を促そうとする」といった、育成や運営の構造的な課題を指摘する声も上がった。

なぜこれほど注目されるのか

今回の日本代表は、単に有名選手が揃っているだけではない。ブラジル、パラグアイというワールドカップ常連国との対戦に向けて、怪我からの復帰組、ベテラン、若手を組み合わせた28人が選出されている。

森保一監督は「素晴らしい強化試合ができることを本当に嬉しく思っている」と述べ、シンガポールで世界レベルの相手と対戦できる環境に感謝を示した。中国のファンにとっては、その「環境づくり」と「選手層」の両方が、自国との違いとして鮮明に映っているのだろう。

中国サッカーに残された課題

中国ネットの反応から見えるのは、日本代表への羨望だけでなく、「どこから手をつけるべきか」という問いだ。選手発掘、適切な選考、そして能力を十分に発揮できる環境づくりが必要だとする意見が多く見られた。

「能力のある選手を見つけ、選び、十分に力を発揮できるようにしなければならない。目標達成への道はまだ長い」というコメントは、中国サッカー界が抱える課題を端的に表している。

日本代表のシンガポール遠征メンバー発表は、日本国内では強化試合に向けた戦力確認の一歩だが、中国では「追いつけない差距(埋めがたい差)」を再認識する契機となった。ブラジル戦、パラグアイ戦での日本代表のパフォーマンスが、中国のサッカーファンの心をさらに掴むことになりそうだ。