選手時代のペップ・グアルディオラを紹介

グアルディオラバルセロナ

バルセロナ時代

1984年6月28日、グアルディオラはGimnàstic de Manresaからバルセロナに移籍しました。グアルディオラは「Gimnàstic de Manresaのあいつ」としてバルセロナの下部組織でのキャリアをスタートさせました。6年の間に、グアルディオラはユースチームからセカンドチーム、そしてトップチームへと昇格を果たしました。
1990年12月16日、当時のバルセロナ監督ヨハン・クライフの推薦で、グアルディオラはカンプ・ノウでのデビューを果たしました。
1990-91シーズンには、バルセロナのミッドフィールドにバケーロ、ベギリスタイン、ミカエル・ラウドルップがいた中で、出場機会は限られていましたが、わずか6試合の出場ながらも高評価を得ました。
1991-92シーズン、グアルディオラは主力となり、全大会でバルセロナの37試合に出場。バルセロナはラリーガのタイトルを守り、クラブ初のチャンピオンズリーグ優勝を獲得しました。
1992年の欧州最優秀新人に選ばれました。このシーズン、グアルディオラは典型的なバルセロナスタイルの「司令塔」として成長しました。
1992-93シーズンと1993-94シーズンには、グアルディオラは主力としてラーリガで4連覇を達成しました。グアルディオラはクライフが作り上げたドリームチームの中で欠かせない存在でした。
1997年、キャプテンバケーロの引退に伴い、グアルディオラはキャプテンとしての役割を引き受けました。
1997-98シーズン、ファン・ハール監督の下でラーリガの優勝を取り戻しましたが、グアルディオラは筋肉の怪我のためほぼ全シーズンを欠場しました。
1998-99シーズン、怪我から回復したグアルディオラはバルセロナをラーリガ連覇へ導きました。
2001年4月11日、30歳のグアルディオラはバルセロナを離れることを発表しました。
2001年6月17日、バルセロナがバレンシアを3-2で破った試合が、グアルディオラのバルセロナでの最後の試合となりました。
グアルディオラはバルセロナのレジェンドであり、クラブで17シーズンを過ごしました。
グアルディオラはラーリガを6度制覇し、1992年にはチャンピオンズリーグを、1997年にはUEFAカップウィナーズカップを獲得しました。さらに、スペイン国王杯を2回、UEFAスーパーカップを2回、スペインスーパーカップを4回制覇しました。長年キャプテンとしてチームを牽引していたグアルディオラは「国王」という称号を得ました。彼はクラブと代表チームにおいて不可欠なミッドフィールダーでした。

バルサを離れた後

2001年9月26日、ブレシアは前バルセロナキャプテンのグアルディオラの加入を発表しました。

2001-02シーズン、グアルディオラはブレシアで11試合に出場し、2ゴールを挙げました。
2002年夏、グアルディオラはフリー移籍でASローマに移籍。
2002年9月29日、ブレシアとの試合で後半8分にトマシを交代で出場しました。これがグアルディオラのローマでのリーグ初出場でした。
グアルディオラはローマでわずか4試合の出場にとどまりました。
2003年2月1日、グアルディオラは再びブレシアに復帰しました。
2003年夏、グアルディオラはドーピングに失敗し、イタリアサッカー界を引退し、カタールのアル・アハリに移籍しました。
アル・アハリでの初シーズンでグアルディオラは「最優秀選手」に選ばれました。
2005年12月20日、グアルディオラはメキシコのシナロアにあるDorados de Sinaloaとの契約を発表しました。

引退

2006年11月、グアルディオラは引退を正式に発表し、将来はコーチングに興味を持っていることを明かしました。

代表キャリア

1992年、22歳でグアルディオラはスペイン代表に初めて選ばれました。
1992年10月14日、スペインと北アイルランドの試合で代表デビューを果たしました。
その後、怪我や監督の選択の影響で、グアルディオラはヨーロッパ選手権とワールドカップの大会を欠場することになりました。スペイン代表の大舞台での低迷の影響で、グアルディオラはオリンピックの金メダルのみを獲得し、代表キャリアでは47試合に出場し、5ゴールを挙げました。
グアルディオラはミッドフィールダーとディフェンダーの間の位置でプレーし、優れたゲームの全体像を把握し、試合のテンポをコントロールする能力を持つボランチとして知られています。
グアルディオラのテクニックは非常に強いで、試合の状況を観察し、ボールを合理的に配分し、チームの攻撃を組織することができます。グアルディオラのロングパスも非常に正確で、カウンターアタックの起点となる武器です。フィジカル能力は目立ちませんが、素晴らしい守備意識を持ち、相手の攻撃を予測して阻止する能力も高いです。1990年代のリーガ・エスパニョーラでは、グアルディオラとレドンドがテクニカルなボランチの代表とされ、華麗なプレースタイルのレドンドと比べると、グアルディオラは技術的には地味ですが、非常に実用的で、ピッチ上の中心的な役割は誰にも代えがたいものでした。
選手時代のグアルディオラはクラブの栄冠をすべて手に入れましたが、個人および代表チームでのキャリアには若干の不足感が残りました。