現在マンチェスター・ユナイテッドの主力右サイドバックはディオゴ・ダロトです。昨シーズン、ディオゴ・ダロトは50試合に出場し、3ゴールと5アシストを記録し、23/24シーズンのマンチェスター・ユナイテッドのチーム内年間最優秀選手に選ばれました。これは、監督やチームメイトから非常に信頼されていることを示しています。

Such an honour to be awarded as Player’s Player of the Year for this amazing club ❤️
Thank you to my teammates for making this possible! pic.twitter.com/MTH9jJEw9o

— Diogo Dalot (@DalotDiogo) May 23, 2024

テン・ハーグの元教え子が到来したことで、ディオゴ・ダロトのスタメンに影響を与えるかどうかは今後の課題です。ここからはヌサイル・マズラウィについて紹介します。

ケガが多い

マズラウィは2022年にバイエルンに加入しましたが、ブンデスリーガでの2シーズン間で出場回数が20試合にも満たしませんでした。これは、バイエルンの監督がマズラウィを評価していないからではなく、マズラウィの度重なる負傷が原因です。

Noussair Mazraoui - 負傷履歴 | Transfermarkt👈引用

22/23シーズン、マズラウィは怪我のために61日間を欠場し、10試合を逃しました。

昨シーズンも筋肉の問題に悩まされ続けました。マズラウィのこれまでのキャリアを振り返ると、マズラウィが皆勤するのは非常に難しいことが分かります。

マンチェスター・ユナイテッドの過去2シーズンの怪我の状況を考慮しますと、マズラウィのガラス体質が心配されます。

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プレースタイル・マジック型サイドバック

マズラウィの利き足は右足で、最も得意なポジションは右サイドバックですが、左サイドバックでもプレーできる能力があります。

モロッコ出身の選手として、マズラウィは典型的な北アフリカ選手の身体素質を持っています。サラーやツィエクのように、体型はスリムで、柔軟性と機動性に優れていますが、力強さやスピードに関しては弱点があります。直接的なフィジカルコンタクトやスピード勝負の場面では、マズラウィにはその点にいくつかの不足が見られます。

特に、パワーと爆発力を兼ね備えたプレミアリーグのトップウィンガーであるサカのような選手に対しては、マズラウィは追いつくことも抑えることもできません。

もちろん、マズラウィの守備面でも全く役に立たないわけではありません。マズラウィは自身がフィジカルではボールを奪いにくいことを理解しており、よく相手の動きを予測し、パスをインターセプトしたり、適切な位置タックルを行ったりします。

攻撃面の貢献が、最大のアピールポイントです。

まず、マズラウィは足元技術がしっかりしており、左右両足を使いこなすことができます。パスで中盤や前線との連携をうまく取ることができるため、左サイドバックや右サイドバックのいずれでもプレーできます。

サイドバックとして、優れたボールコントロール能力により、狭いスペースでもチームメートとの連携が可能です

パス＆コントロールの意識や基礎技術、スペース認知力や攻撃のタイミングの能力は中位以上であり、チームメートとのリズムが合えば、サイド攻撃の効率を大きく向上させることができます。

 

長所：コントロール、パス、インターセプト、タックル

短所：クロス、フィジカル